ついに!?グリーンカードが届きました!!(2025年9月)

申請から約5ヶ月——弁護士を通さず、自分で一つ一つ手続きを進め、たったの5ヶ月で取得することが出来ました!!
正直「本当に自力で取れるのか?」と不安に思うことも何度もありましたが、しっかり準備をして確認を重ねれば、私みたいな一般庶民でも弁護士なしで取得が可能だということが分かりました。
この記事では、私が実際に弁護士を雇わずにグリーンカードを取得した流れや、申請時の注意点、タイムラインを一つの体験談として紹介します。
自力で申請を考えている方の参考になれば嬉しいです。
ちなみに私は、J1ビザ→B2ビザを経てアメリカ人と結婚しグリーンカードを申請しています。
※ただの自分の体験談なので、責任は負いかねます。
かかった費用
まず、グリーンカードの申請にはたくさんの書類を提出する必要があります。
そして弁護士を通さずに自力で行う場合でも、それなりの費用がかかります。
私が2025年5月に申請した際の、主な申請費用を以下の表にまとめました。
| 項目 | 内容 | 費用 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Form I-130(I-130Aも) | 配偶者・家族ベースの申請(Petition for Alien Relative) | $625 | アメリカ人旦那が提出 |
| Form I-485 | 永住権申請書(Adjustment of Status) | $1,440 | 一番メインとなる書類 |
| Form I-765 | 就労許可申請書(Employment Authorization Document) | $260 | グリーンカード申請と同時に提出の場合(任意) |
| Form I-864 | 経済保証書(Affidavit of Support) | $0 | グリーンカード申請と同時に提出の場合 |
| Form I-693 | 健康診断書(Civil Surgeonによる) | $180 | クリニックや地域によって値段は異なる |
こうして見ると、弁護士なしの申請でも2,000ドル以上は必要になることがわかります。
私の場合、健康診断費用が約$180ほどと他に比べると安かったと思います!
クリニックはUSCIS公式サイトのFind a Civil Surgeonから見つけました。
弁護士を雇わなかった理由
最大の理由は、やはり「費用」です!!
州によって多少の差はありますが、私が住んでいるカリフォルニアの弁護士費用はグリーンカードの申請費用と合わせても約$4000が相場です。自分でやれば$2000で済むのに、弁護士を雇えばその倍の金額になります!!!!!
周りの友人や知り合いの多くは弁護士を通して申請しており、
「絶対に弁護士に頼んだ方がいい!」と何度も言われました。
でも、調べていくうちに「そこまで複雑ではないのでは?」と思い始めたんです。
そして旦那からの一言。
“絶対、自分たちでできるよ。”
その言葉に背中を押され、弁護士なしで挑戦することに決めました。
グリーンカード申請の流れ
必要書類の準備
最初に行ったのは必要書類の確認と準備です。先ほど載せたForm等は公式サイトでダウンロードすることが可能ですが、それ以外にも必要な物がいくつかあり、取得までに時間がかかる物もあるので、まずは先にそれらの準備をします。
私は上記の書類以外にも、主に以下のものを準備しました:
- カバーレター(各フォームの内容と同封リストを明記した説明文)
- Form G-1145(メール&SMSで通知を受け取れる)
- Form G-1450(クレジットカード支払い用)
- パスポート、ビザ、I-94のコピー
- 今までの滞在許可証やUSCISからのレシートのコピー
- パスポートサイズ写真2枚(Walgreensで撮影)
- 二人の関係を証明するために作ったアルバム
- 宣誓供述書(オペア時代のホストパパから)
- 賃貸契約書
- 戸籍謄本(英訳付き)
- 結婚証明書(マリッジサティフィケート)
- 旦那のパスポート、出生証明書コピー
- 旦那の直近3年分のタックスリターン(W2)
- 旦那の直近3ヶ月分の給与明細
- 旦那の離婚証明書
↓このようなファイルにそれぞれのカテゴリごとに分けて保管しました。

戸籍謄本の翻訳は、マリアンヌ翻訳さんにお願いし、2800円でした!
オンライン申請と郵送申請
まずはUSCISの公式サイトで旦那のアカウントを作成し、オンラインでI-130とI-130Aの提出をしました。数時間後には「Receipt Notice(受付通知)」が届きました。
次に、1番のメインとなるI-485です。当時は郵送でしか提出できない決まりになっていたので、その他全ての必要書類と一緒に、先ほどのファイルに入れてUSPSの追跡付きPriority Mailで郵送しました。
こちらも数日後に「Receipt Notice(受付通知)」が届き、無事に書類が受理されたことを確認できました。
支払い手順
オンラインで提出した書類は、そのままオンライン上で支払うことができるのでとても簡単でした。
一方郵送時は、いくつかの支払い方法があります。私達はForm G-1450を使ってクレジットカードで支払いをしました。そしてこの書類もI-485と一緒に郵送しました。
※注意:2025年10月28日以降は支払い方法が変更されています。
結婚からグリーンカード承認までのタイムライン
- 2024年12月:カリフォルニアにて結婚
- 2024年12月:健康診断
- 2025年1月:追加でワクチンを打つ
- 2025年1月:I-130/I-130Aをオンラインで提出
- 2025年2月:必要な全てのワクチン接種を終えI-693を受取る
- 2025年4月:I-485/I-864/I-765を郵送で提出
- 2025年4月:追加資料要求が届く
- 2024年5月:指紋採取(バイオメトリクス)
- 2024年5月:労働許可証が届く
- 2025年7月:追加資料をオンラインで提出
- 2025年8月:面接通知が届く
- 2025年9月:グリーンカード面接
- 2025年9月:グリーンカード到着
注意点
弁護士を頼らない分、自分との戦い、時間との戦いになります。
とにかく何十回もの確認が必要!!「もういいだろう」と思っても確認!確認!!
誤字脱字はないか?書類は足りてるか?使っているフォームは最新版か?など。
というのも!私たちの場合、申請途中に引越しが重なったり、私のビザの期限が切れたりとバタバタしてしまいました。その上USCISが頻繁にフォームも変えることもあり、書類自体を何回も何回も書き直す羽目に…!そのせいで確認不足な点がいくつかあったようで、追加書類を求められてしまいました。
結局は2箇所の書き間違えだけで、もう一度同じ書類を送ったら無事解決しましたが
本当却下されなくてよかったですヨ…
私と同じようなミスは絶対にしないでくださいね!!!
たとえ時間がかかっても、「完璧!」と思えるまで見直すことが、弁護士なし申請を成功させる最大のポイントです。
調べるときは最新情報かチェック!
ウェブサイトやブログ、YouTubeなど、今はたくさんの情報源から簡単に情報を得られる時代になりました。ただし、必ず「それがいつの情報なのか」確認するようにしてください。
移民関連のルールや申請料、必要書類は、アメリカの政治や移民政策の方針によって本当に頻繁に変わります。
たとえば、数年前の記事を参考にしてしまうと、
- 料金やフォームがすでに変更されている
- 提出先(USCISオフィス)が違う
- サポート書類の内容が古い
といったトラブルにつながることがあります。
過去の情報は、「もう使えない可能性がある前提」として見るようにしましょう。
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【2025年版】グリーンカード面接:準備したものと当日の流れ
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▷リブアメ
まとめ
この記事では、弁護士を雇わずにグリーンカード申請を行い、承認・受領まで至った過程をまとめました。
自力申請は、情報収集・書類準備・確認作業などに時間と労力が必要です。しかし、公式情報を参照しながら手順を正確に進めれば、個人でも十分に可能です。
ポイントは以下のとおりです:
弁護士を利用するかどうかは、費用 vs. 時間・安心感のバランスで決めるべきです。
自分に最適な方法を選び、確実に手続きを進めてください!
そして最後にひとこと——
「絶対、自分たちでできるよ。」と言っていた旦那の助けは、まさかの全く得られず!笑
結局、本当に自分ひとりで全部やり遂げました!!
(グリーンカードのプロセス中は夫婦でよく揉めると聞いていたので、一人で淡々と進めて喧嘩もなく、とても平和でした笑)
このブログが、少しでも皆さんの不安を減らし、「やればできる」という気持ちの後押しになれば嬉しいです。


